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 主に夜間での釣りという印象が強いシーバス。攻め方が異なりますが日中でも十分に狙うことが出来ます。日中になるとライズでもない限り、シーバスは深めのタナに定位するようになります。そのためタイプ4以上の重めのラインを使って深めのタナを探る縦の釣りが中心になります。重たいラインを使って岸壁やバースなどのストラクチャーの際を攻める釣りでは、夜間に比べると釣れる数は減りますが大型が中心になります。また視野も明るいためか、シーバスのファイトも格段に強い印象があります。

 シンクレートの高いラインを使用するため、パワーのあるロッドが便利です。台船や穴打ちなどシーバスが比較的浅いタナでも食ってくる場合はタイプ4などで十分ですが、壁際などの深めのタナを探る場合はタイプ7や350グレイン以上の重たいラインを使うこともあります。また釣れるシーバスも大型が中心になりますから、しっかりとしたタックルでやりとりをしたほうがバラシも少ないでしょう。
 ロッドはSgaeのXi2やLoopのブルーラインなどアクションが固めで、パリっとした感じのロッドを使っています。#9〜10といった番手であれば、重めのラインでも弾道が低くなりにくく、楽にキャスティングすることができます。また大型のシーバスでも魚にのされることなく、余裕を持ってファイトできます。

 基本的にフライラインはタイプ4以上のものを使います。シンクレートの重いラインでオススメなのが、エアフロ社のフライラインでDI7というシンクレートのラインです。沈下速度が非常に速いのですが、さほど重さを感じずしっかりとリフトしてキャスティングができます。フルラインでもかまいませんがシューティングラインのほうが楽にキャスティングはできます。またランニングラインとの組み合わせでリトリーブ中にヘッドがトップガイドまで到達すると、フライが急に進行方向を変えて上昇するので強い誘い効果が期待できます。シンクティップタイプのフルラインなども同様の効果が期待できます。

 日中の場合、フライはキビキビとした動きを演出すると反応がいいです。リトリーブの長さは基本の半分程度(およそ30cm刻)で、ロッドティップも使いながら弾く感じです。フライはできるだけポイントギリギリをリトリーブできるようにタイトなキャスティングをしてください。

 シーバスは日中になると暗めの深場や影などに潜みやすいため、台船やバース、岸壁の下など影になる部分の外側(光が当たってフライが目立つ)や際をリトリーブします。影になる部分の無い壁際などではフライを十分に沈め、シーバスが定位しているタナを探っていきます。ベイトがいる場合、深さに関係なくベイトの群れの下にシーバスが居着きやすいようです。