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 手堅く釣果を得たいのであれば、チャーターボートを利用した釣りがオススメです。横浜周辺ではベイブリッジやみなとみらい、工場地帯のイルミネーション等、夜景を楽しみながら釣りができるのも魅力のひとつ。ボートの利点はポイント移動の機動力に加え、陸からはアクセスできないポイントを次々と釣ることが出来るところです。よほどのことが無い限り、まずボウズはないでしょう。しかし最低でも10m(贅沢言えば15m)程度のキャスティングは必要になります。ボートがポイントに近づけばエンジン音で魚の警戒心が少なからず上がってしまうので、ある程度の距離をとって釣りをします。ポイントにフライが届かずボートがポイントに近づいたら要注意。飛距離が足りてません・・・きっと。

 チャーターボートの場合、時間が限られてしまいます。その限られた時間の中で効率よくフライを流すには、手返し良く楽にキャストが繰り返せるタックルがベストです。できることならば違うシンクレートの違うラインをセットしたタックルを2本用意すればスムーズな対応が可能になるでしょう。
 ロッドはSgaeのXi2やLoopのブルーラインなどアクションが固めで、パリっとした感じのロッドを使っています。#8〜9といった番手であれば、少ないフォルスで楽に飛距離を稼ぐことが出来ます。この番手になれば多少の風でも、しっかりとラインを飛ばすことができるのも心強いところです。

 フライラインはもちろんシューティングヘッドを使います。投げやすさもありますが、シンクレートの違うヘッドの交換が楽なため、釣り場の状況に対応しやすいというメリットもあります。なお使用するヘッドがフローティングやインターミディエイトの場合、軽いと感じたら1番手上のヘッドを使うとしっくりくることがあります。タイプ4以上の重いラインの場合は1番手下げたヘッドを使うとループができやすくなるケースもあります。ラインシステムは基本と同じです。

 ボートからのキャスティングでは、できるだけポイントの障害物まで投げることがキモです。特に照明があたる場所では明かりの奥の影の部分にフライを入れ、明るい場所へとフライをリトリーブするとヒット率が格段に上がります。またバースの柱周りなどでは、フライがストラクチャーのギリギリを通過するようにするとシーバスの反応が増えるでしょう。

 ポイント選びは基本的に船長任せですが、やってみたい場所があれば相談してみるといいでしょう。またリトリーブは状況により異なりますが、基本と同じリトリーブで通用します。