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シイラは非常に好奇心が強く獰猛な性格しており、ルアーやフライで簡単に狙うことができるるゲームフィッシュです。毎年、梅雨入りの季節になると、黒潮に乗ってシイラが関東に回遊してきます。シーズン初期はシイラの数は少ないものの、釣れるシイラのサイズが大きいのが魅力的。やがて夏も本番を迎える8月になると、小〜中型のシイラも増え数釣りが楽しめるようになります。残念ながら東京湾では陸っぱりで釣れる場所が皆無ですので、ボートに乗って狙います。150cmを越す大型も狙えます。
シイラは食欲旺盛で主に回遊型の魚を捕食しています。カタクチイワシやマイワシをはじめ、大型になるとトビウオやサバ、ヤリイカなどを捕食します。大抵はカタクチイワシを捕食しているようですが、大型の胃からは外套長20cmのヤリイカが3本出てきたこともありました。フライやルアーへの興味も強いため、餌生物を認識するあまり必要性はないでしょう。おおむね体に見合った大きさの餌を大量に捕食するようです。
Illust : MasatoshiMurakawa (はじめての海フライタイイング&パターンBook フライの雑誌社より引用)
■カタクチイワシ
撒き餌としても使われるのがこのカタクチイワシ。沖ではイワシ団子と呼ばれる巨大な群れに遭遇することも。恐らくメインベイトになっていると思う。
■マイワシ
人が食べてうまい魚はシイラにとってもうまいのか、マイワシの群れには確実にシイラが着いています。むしろシイラよりも餌のマイワシの方が魚好きには・・・。
■トビウオ
漂流物を探して走り回っているとよく見かけるトビウオもシイラの格好の餌です。親指程度の小さなものから40cm近いものまで見かけることができます。
■マサバ・ゴマサバ
フライフィッシングの対象魚にもなるサバも、シイラにとっては餌になっています。沖でサバのナブラを狙っていると、特に大型のシイラがフライを追ってきます。
■キビナゴ
相模湾の沖合いでまれにキビナゴの大群に遭遇します。カタクチイワシ同様にシイラがついていることが多く、状況によってはチャムにも利用されています。
■ヤリイカ
大型シイラのストマックからたまに出てくるのがヤリイカ。魚よりもボリュームがあるためか、ベイトパターンよりも必死にヤリイカパターンを追いかけてきます。
Illust : Masatoshi Murakawa (はじめての海フライタイイング&パターンBook フライの雑誌社より引用)