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 メバル狙いのリトリーブは大きく分けて2通り。メバルの捕食範囲は意外と狭いため、フライに追いつかないと判断すると引き返してしまいます。そこでミノーを意識した釣りでは余計なアクションは一切加えず、ゆっくりとタダ引きをしたほうがメバルには効果的です。ポッパーなどで水面を探ってくる場合も同様にスローを意識したリトリーブが効果的です。
 シュリンプ系パターンやチャーリー系のパターンを使った釣りでは、フォーリングとリトリーブを組み合わせてジグザグとした動きを演出します。特に水深の浅い場所や表層を意識している状況で、フローティングラインを使う時に効果的な方法です。フライをフォーリングさせたらエビの跳ね回る動きを意識して、アワセのような短いリトリーブを入れます。フローティングラインの影響でフライが浮き上がるので、再びフォーリングさせます。

 岸壁のような場所では出来るだけギリギリにフライを落とします。夜間であれば水面を意識しているので、多少ストラクチャーから離れた場所でも反応はあります。またメバルの上部をリトリーブすることが大事なので、一度反応があった場所ではすこし奥にフライを落としてやるといいでしょう。ライズがあった場合もライズを直撃するのではなく、ライズがあった地点よりも奥にフライを落とします。

 メバルは昼間でも釣れますが、個人的には夜間の方がはるかに釣りやすくなると思います。餌となる小型の甲殻類のほとんどが夜間になると活発に行動し始めるため、メバルもそれを狙って浮上してきます。浅めのタナを広範囲にわたって探りやすいフライフィッシングはまさに最適な釣り方でしょう。時として餌釣りよりもつれることが良くあります。また釣れるサイズのメバルも昼間に比べると大きいのも魅力。比較的、目がよいとされるメバルも夜間では視力が落ちるためか、警戒心もさほど高くない印象を受けます。